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畑から始まる地域活性化

更新日:2021年8月27日


ここに来てからずっと言ってるのは、すごい漠然としてるんですけど、矢吹を開拓するっていうのが最終目標で。」開拓の町・矢吹で、さらなる開拓を志したいと語った宍戸七海さんは、地域の中で畑を借りて育てた野菜の販売や、その野菜を用いた商品開発、子どもたちとのふれあいの場づくりを目指す『学生の畑プロジェクト』をけん引する。このプロジェクトは畑を通じて地域の大人や子どもとの交流、お店との連携、そして町内活性化を目的としている。 やっぱ人との繋がりって大事じゃないですか。なんかお互い困った時に、助けあえるっていうのが1番その、素敵だなと思って。お互いに相手の事を知ってたら、いろいろできるじゃないですか」。ご両親が農家で、小さい頃に畑で地域の方から話しかけられたことを楽しそうに思い出し、語ってくれた大事な繋がりを、「もっと、より強くしていく」ための農業。「すべては、畑から始まってんのかね」と話す 幼い頃受けた手術と数回の入院、それから祖父母を介護する介護士さん。その時に見てきた看護師さんや介護士さんたちの姿を回想し、「人助けできるのはすごいいいことだなと思って。人の役に立つ人間になりたいみたいな。恩返ししていきたいっていう思いが1番あって」と介護職にも関心を持つ。農福連携という、農業と福祉が連携し、子どもや地域の人、障がい者の方と農業を行う取り組みにも着目する。「もう目の前、目の前にあることに挑戦したい自分で常にいるので」。目の前のことに懸命に立ち向かう彼女の姿は、エネルギーに満ち溢れ、眼中に広がる未来に、静かな力強さを感じた。

2:30~

ー自分を何かに例えるとしたら何ですか。 

宍戸:あの、紙芝居。紙芝居書いたんですけど、あのときにいろんな人を動物に例えてみて。

宍戸:その時私、自分のこと熊書いたんですね。森の中に自然に溶け込んでる感じ。まあ、ある人にとっては、邪魔だし。ある人にとっては、いい感じ。すごい抽象的。

なんかあるがままでいるって感じなのかな。

宍戸:なんか、自然の中に溶け込んでいる感じ。

ーへえー、おもしろい。ありがとうございます。 地域で畑を借りて販売、イベントを行う宍戸さんということでちょっとこう、概要を聞いていたんですけど。プロジェクトを説明をちょっとこう、詳しく聞きたいなと。

宍戸:地域の畑を借りて、そこで栽培をまずして。その後、そこで育てた野菜とかを使って、こうそのままの素材を販売したりとか。あと、その作物を活用して、高校生とか中学生が手軽に手に取れるような、商品開発をしたりだとか。あとはなんか、なんですかね。サツマイモを植えて、地域の子供と一緒になんか、芋ほりみたいな。

ーうんうんうん。

宍戸:そう、やりたいなって思ってて。

ーどういったきっかけで、今回そのプロジェクトを始めることになったんですか?

宍戸:うーん、そもそもの。まあ、矢吹の●●っていうところに●●として、農短生、農業短期大学で、出したくて。農産物を。でちょっと、あの学校と色々ありまして。でだったら、外部でのびのびとやろうかなって思って。

ーへえー。いろいろとは何が…?

宍戸:学校の外の、地域の人と関わってやりたいなあっていうのがあって。外の畑を借りて、農業短期大学の人たちとやろうと思ってたんですけど。外の畑は、何?何て言ったらいいんだろ。その、何かあったときに手助けできないみたいなのがあって。外の畑を借りれないってなって。なんか、使うしかないねみたいになって。どうせやるんだったね外が良くて。で考えた時に、その学校とはまた別に、自分でやっちゃおう、みたいな。

―うんうんうん。

10:05(タイムスタンプ)

ー最初は学校という枠の中でやろうとしてた訳じゃないですか。多分自分ひとりでやっちゃうになるまでなんかこうあったのかなと思ったんですけど、その経緯の間に何かありました?


宍戸:でもなんか、学校と喧嘩したというか。いやなんか、なんて言ったらいいんでしょう。学校の先生に言われ、そう、反発心が生まれちゃうんですよ、どうしても。こうするとこうだからだめってこう言われると、じゃあ自分で、やってやるよみたいな。


ーもう反骨心みたいなのがあるんですね。


宍戸:そうなんです。突拍子もなく、後先考えずに動いちゃって。


ー普段からわりと後先考えずにやっちゃう感じ?


宍戸:計画しないタイプです。


ー短大で農産物を出したいっていう思いがあるから、学校の畑でやってみたい、地域の人と関わってやってみたい、外の畑でやってみたいっていう話だったじゃないですか。短大で農産物を出したいっていうのはどういう思いからそうなったんですか?


宍戸:サノさんは、私の前に先輩。まあ、去年活動してて。


ーそうなんですね。じゃあ継続みたいな。


宍戸:まあ引き継ぐというか、進化してきたいなっていう。まあ、本格的にその、部活として引き継ぐんですけど、最初は。でもまあ、部活として成り立ってないんで。


ーその先輩が始めた当初は、どういう形態でやってたんですか?


宍戸:先輩がやってた時は、農短で作った作物を、自ら買い取って。で、地域のイベントとかで販売する、みたいな形、を取ってたりとか。あと、お店、地域のお店の方とコラボして、商品を作ったりとか。


ーもう結構やってたんですね。


宍戸:先輩はすごかった。


ーそれからさらに進化するために、部活として色んな人巻き込んでやりたかったけど、学校側がこうOKを出さなくて。じゃあいいよ1人でやってるみたいな流れになったということなんですね。


宍戸:なんか感情的に。


ーそうなんですね。部活としてやりたかったけど、成り立ってない今、どう地域の人と関わってプロジェクトを動かしていこうっていう展望とかあったりするんですか?


宍戸:まださらっとしてるんですけど。そのサツマイモのやつだったら、地域の小学生対象に、そう、子供たちと触れ合いながらやって行きたいし。まあ、それをやる上で、まあ1人で運営とか、企画、さっきみたいに言った通り、私はちょっと、感情的に動くんですよ。


ーあはは。


宍戸:計画を立てるのに、その地域の人とか、先輩とかを、頼っていきたいなって思って。商品開発とかも、その地域のお店の方と、連携して。そこで交流を生み出していきたいなと。答えになってますかね。


ーいやいやいや、全然大丈夫です。サツマイモ、小学生対象にっていう話だったと思うんですけど。やっぱり地域の人っていう中で、結構子供は大事なポジションを占めてる。宍戸さんにとっては、結構子供も巻き込みたいっていう思いがあったりするんですか?


宍戸:やっぱ子供のうちに、その自然とかと触れ合っていることによって、より考え方がこう、広がっていったりとか。あと、まあこのコロナなんで。いろいろイベントとか軒並み中止で。あんまりこう、広く活動できてない部分もあって。まあそこで、自分のやりたいように、と言うか。うん、畑と、なんて言ったらいいでしょう。畑を通して、小学生と、短大生とか、みんなで繋がりながらこう、のびのびと遊べるじゃない、体を動かせる。場を設けられたらと思いますね。


ーうんうんうん、そうですよね。もうコロナでなんでも自粛、自粛の流れがあるのは本当にいろんなきっかけとか、すごいチャンスを奪っているというか。もったいないですよね。


宍戸:そうですよね。


ーコロナだからこそちっちゃい規模感でできるイベントとかなんかありそうですよね。へえー、そうなんですね。子供のうちに自然と触れ合うことで考えが広がるって、宍戸さんおっしゃったと思うんですけど。宍戸さんご自身も、そういう経験があるからこそ、なんか自然と触れ合うことをたぶん小学生にして欲しいって思いがあると思うんですよ。どういうこう経験からそういう風に思うようになったんですか?


宍戸:あの私、実家が農家なんですけど。


ーあっ、そうなんですね。


宍戸:はい。梨を作ってて。


ーへえー!


宍戸:梨畑で小さい頃からよくこう、梨畑とかに行ってたんですけど。その時に、地域のおじちゃんとかおばちゃんから、今日も手伝ってるの、えらいねみたいな、言われたり。あとそうですね、梨を1つ作るにしても、品種によって育て方が違かったり。あと、虫の付き方とか、防除の仕方とか、いろいろ学べるものがあって。それ見てると、この経験を生かす。


ーうんうんうんうん。


宍戸:というところがいいですよね。その体験の、なんか、1つの植物見ててもいろんな発見があるじゃないですか。


ーあります。


宍戸:ここに生えてる雑草はこういう雑草だからここに生えてるんだとか。それを学んでほしくて。


ー1つの植物を見ることで。なんか得られることがすごく、宍戸さんにとっては学びだったから。小学生にも何か感じ取ってもらったらいいなって思いがあるんですよね。


宍戸:そうですね。


ーさっきのフワッとしてるけど、さつまいもからは、触れ合いながら何かイベント起こせたらっていうのと、もう1つ、地域の人とコラボして商品開発をおこないたいっていうふうにおっしゃってたと思うんですけど。その商品開発をして交流を生み出すことでなんかこう何ができたらいいなってこうイメージ像みたいなのあったりしますか?どんな交流ができたらいいねみたいな。


宍戸:やっぱ若者と、その、もともと地域にいた、その、失礼か。なんて言ったらいいんだろう、年上の人。とのつながりが、あんまりないかなって思ってて、どの地域でも

―うんうんうん。

19:59(タイムスタンプ)

宍戸:で、若者に使える場所もそんなになくて、ここは。って考えた時にまあなんか、作って、食べてもらって。そしたら、若者は、なんかこう、目当てにこう、矢吹ってこういうとこなんだと思ってくれる人が増えるかもしれないし。あとはその、地域の人とコラボすることで、ここのお店こういうのあるんだみたいな

ーなんか、商店街とかそういう矢吹町にあるお店のことも、一緒に知ってもらえるみたいな。

宍戸:町内活性化に繋がるかなって思って。

ーさっきその梨畑に、宍戸さんが小さい頃は結構出入りしてて、お手伝いしてえらいねみたいなそういう会話が梨畑で生まれたじゃないですか。そういった自身の、農業に関わっていたことで生まれた、地域の人との自然なやり取りが、その商品開発でも生まれたらいいなっていう思いがあるってことですか?

山場

宍戸:そうですね、やっぱ人との繋がりって大事じゃないですか。ここは、西福島の、福島市っていうところの出身なんですけど。


ーそうなんですね。


宍戸:市っているだけあって結構その、人が多いので、繋がりが浅くて。で、ここはまあ町で、結構みんな知り合いみたいな。そもそもはじゃなくて、なのでもっと、より強くしていきたいなって

ーへえー。人との繋がり大切じゃないですかって、どうしてそう思うんですか?

宍戸:なんかお互い困った時に、助けあえるっていうのが1番その、素敵だなと思って。例えば隣で誰かが困っている、病気で倒れちゃったとかいう時に、さっと、ちょっとこの人はこういう病気があるからこういうところに行かなきゃみたいな。お互いに自分の事じゃない、相手の事を知ってたら、よりもうなんか、いろいろできるじゃないですか

ーはい、そうですね。

宍戸:それみたいに、ここのお店を、いいんだよみたいな。というか、口コミ?少しでもなんか、喋って、そう、何かあったときとか。あとよりこう伝えたい時に、こう、喋れる相手がいると幸せに感じる。

ーうんうんうん。へえー、そうですよね。なんか宍戸さんは結構都会的な広く浅い繋がりよりも、その地域が持つ、あったかい繋がり、商店街で例えばすれ違ったら、おお宍戸さん元気みたいな感じの、声をかけてもらうような温かい関係がお好きなんですね。

宍戸:そうですね。

ーそうなんですね。やっぱりご実家は梨農家ということから、自分も継ぎたいっていう思いで農業短期大学に進学することを決めたんですか?

宍戸:いや、もう継ごうとは思ってなくて。

ーへえー。うんうん。

宍戸:自分自身梨があまり好きじゃない。

ーあはは!え、それって食べ過ぎて嫌いになったみたいなやつですか?

宍戸:なんて言ったらいいんだろう、木の実系?りんごとか、すももとか、ラフランスとか。なんか、なんか知らないんですけど、好きじゃないです。

ーへえー。なんでなんだろう、おもしろいですね。

宍戸:なんででしょう。木からできるものが。

ーあはは!じゃあスイカとかメロンは好きなんですか?

宍戸:めちゃくちゃ好きです。


ーいちごとかも?

宍戸:はい。

ー本当だ、木からダメなんだ。あと木からできるもの…ぶどうとか。

宍戸:好きじゃないです。


ーへえー。そういうのは嫌いだからもう実家を継ぐ気はないけど。じゃあ農業短期大学に進学した理由はなんだったんですか?

宍戸:なんかまあもともとはその、私は中学生の時にちょっと不登校だったんですね。でその時に、保健室とかに飾ってあった花

ーはい。

宍戸:が綺麗で。でなんか栽培系に関わりたいなって。

ーお花の方に興味があった。

宍戸:そうですね。小学生の時とか花壇にマリーゴールド植えて、先生に喜ばれたりとか。あとなんか花、あと高校の時とか、福島駅前に花時計っていうのを設置したんですけど。

ーへえー。

宍戸:それの設置に携わったりとか。それで、花の持つ魅力を、伝えたいなって思って。

ーうんうんうん。花には、どんな魅力があると思いますか?

宍戸:魅力。まあ、花ってあれじゃないですか、食べれないけど、見たらこう鮮やかで。でなんか嫌なことも忘れちゃうなみたいな。

ーうんうんうん。宍戸さんが1番好きなお花は何ですか?

宍戸:私が1番好きな花は、あじさいです。

ーへえー。どうしてですか?

宍戸:まあ私6月生まれなんですけど。ちょうどその時にあじさいっていっぱい咲いてるじゃないですか。

ー確かに。

宍戸:でなんか、同じあじさいの木からも、いろんな、いろんなあじさいって咲く所を見てて。なんか普通って、同じ木から同じ花が咲くんじゃないですか。梨とかも、同じ品種みたいな。そこにあじさいは、いろんな色を出しているのはおもしろいなと思って。

ープロジェクトをやることが自分にとってどんな意味を持つと思いますか?

宍戸:意味。そうなんですね、まあ、今までかかわってこなかった人と、関わることができたりとか。あと、野菜について、私そんなに詳しく知ってるわけじゃないんですけど。栽培していく、こう段階で、栽培するにあたって知識を深めることができたりとか。まあ、その場の、天候とか、気候によって、この植物にはこうした方がいい、いいんだみたいなこう、試行錯誤していくことで、自分の知識が幅広がっていく。というのがメリット。そしてさっき言った通り、知らなかった人と、関わったり。または、もともと知ってる人とより、深く繋がれるというのがメリットかな。

ー人とより深い交流ができたり、新しい●●が生まれたり。その知識が深められるっていうことに、すごく宍戸さんはこのプロジェクトの可能性を感じてるってことなんですね。

宍戸:そうですね。

30:45(タイムスタンプ) 31:00~31:50 余談

ーこれをやることで地域の誰か、誰でもいいんですけど。その誰かにとって何がもたらせると思いますか?このプロジェクトは。


宍戸:誰かって1人ですか?


ー誰でもいいです。1人でも良いし、地域の人って大きい枠でもいいです。


宍戸:んー、難しいな。一番は自分のため。あと、って感じに今、現在になっちゃってるので。地域の人と深く関われて、なおかつその、商品開発がうまくいけば、地域の活性化に繋がる。っていうのと、あと私はこの活動をしていく上で、少しでも興味を持ってくれた農短生がいれば、いいかな、と思ってて。その、まあ後についてほしいとかそういうあれなんですけど。まあ興味をもって、さらにこう、団体活動に、協力してくれる人。が増えていけばいいかな。


ー興味をもって団体の活動に協力してくれる人っていうのは地域の人でもいいし、農短生でもいいっていうことですか?


宍戸:そうですね、誰でも。


ーうんうんうん、誰でも。いつでもウエルカムなんですね。


宍戸:農短生はあんま、来てくれないんですよ。


ーええー。どうしてですか?


宍戸:私の宣伝方法がちょっといまいちっていうのはあるんですけど。その、活動自体がまだ、未知数で。具体的にこんな感じっていう、前例がないので。不安で入れない人も、中には、いると思ってて。


ーなるほど。そうなんですね、去年の先輩の事例を前例として出しても、やっぱり入ってくれないもんなんですかね。


宍戸:うーんと、どうなんでしょうね。その先輩の、活動、私がうまく伝えていければいいんですけど。なんせちょっと、こんな感じでふわふわしてるので。こう、良さをアピールできていない、うまくできていないのが現状


ーその良さをうまくアピールするには何が必要だと思いますか?


宍戸:私自身で考えるなら、行動力と、語彙力。あとはあれですかね、計画性かな。


ーなるほど。ちなみに今何年生なんですか?


宍戸:えっと今、2年生です。


ー最後の学年ですか?


宍戸:そうですね。短大なので2年間、少ないのでもう今年が勝負で。


ーそうなんですね。自分のプロジェクトが地域とか社会とか世の中にどんな影響を及ぼしたりもたらせたりすると思いますか?何がもたらせそうですか?


宍戸:うーん、なんだろうね。一番は…活性化とかなのかな。最終的にはそうなる。コミュニティを作る。世代の違う人たちが関われる、機会を作れる。


ー世代の違う人と関わる機会。世代違う人と関わる機会が生まれることは、どんな可能性を秘めていると思いますか?


宍戸:自分の知らなかったことを、お互いに、共有できたりとか。今は、こういうことが流行ってるんだとか、自分の好きなことでお互いに、伝えて。お互いに、納得、共有だったり。それ以上にお互いのことを知れて、より、あ、じゃあこっちこういうのどう?みたいなこと、さらに発展していける。


ーそこに魅力を感じているんですね、可能性を感じてるんですね。


宍戸:うーん。


ー宍戸さんの夢とか、こうなりたいっていう自分像とか、こうありたいとか、こう暮らしたいみたいな、未来のイメージとかってあったりしますか?


宍戸:未来のイメージ。ああ、すごいもうずっとここに来てからずっと言ってるのは、すごい漠然としてるんですけど。


ー大丈夫ですよ。


宍戸:矢吹を開拓するっていうのが最終目標で。


ーへえー!めっちゃ気になる。


宍戸:人間関係とかでも、こう、幅広くこう、広げていきたいし。あとは、畑とかも。もっと農地拡大して、栽培していきたいし。さらにその、栽培したものがイベントとかだけじゃなくて、常に販売するお店みたいのを開いてみたいし。

―すごい!

40:27(タイムスタンプ)

宍戸:とにかくいろいろやって。

ー自分ひとり、ひとつの体じゃ足りなさそうですね。

宍戸:ちょっと農福連携とかにも興味があって

ー何連携ですか?

宍戸:農福、農業と福祉。

ーはあー。それ詳しく聞かせてください。

宍戸:例えば、保育園の子供とさつまいもを植え、別にさつまいもとかじゃなくてもいいんですけど。栽培して。でこう、今はちょっと難しいですけど、一緒に食べたりとか。あとは、おじいちゃんおばあちゃんとかと、こう、レクリエーションみたいに栽培したりとか。あと障がい者の方と、こう、利益になるように作物を販売。栽培して、販売する。

ーああー、それを農福っていうんですね、初めて聞きました。そうこともやりたいと思ってるんですね。この中で、どれか1つ1番って決めるとしたら、どれが1番やりたいんですか?

宍戸:1番、1番。えーっと。

ーどの部分で開拓したいですか、矢吹を。

宍戸:矢吹を。

ー人間関係と、農地と、その農福。あとお店とかで4つぐらい大きいのが出てきたじゃないですか。その中でどれが1番開拓したい分野ですか?

宍戸:難しい、難しいなあ。人間もやりたい。えーでも畑もやりたいしなあ。

ーみんな結構、同時進行したいぐらいに熱い想いを持ってるって感じなんですか?

宍戸:うーん、最終的にはやっぱ畑をやって、人間関係を伸ばすっていうのが、あるので。畑か。

ーああ、確かにそうかもしれないですね。

宍戸:すべては、畑から始まってんのかね、うちの場合は

ーなるほど、かっこいい!プロジェクトとしてさっきの大きい4つをやりたいっていう話だったと思うんですけど。宍戸さん自体はそれをやって、どんな自分になりたいとか、どう暮らしたいとかっていうのもあったりするんですか?


宍戸:うーんと…どういう自分。難しいなあ、未来を見ている。もう目の前、目の前にあることに挑戦したい自分で常にいるので。いい意味でも悪い意味でも未来を見据えてない。

ー4つの大きなことで矢吹を開拓したいっていう話をさっきされてたじゃないですか。それって、矢吹でこれからもそのプロジェクトをやって、矢吹で暮らして矢吹で働くっていうイメージなんですか?

宍戸:まあ最終的には矢吹に住みたいんですけど。とりあえず、一旦地元戻って。

ー戻るんですね。

宍戸:資金をかき集めて。その働いて、かな。それからもう1回矢吹に戻って、畑を開拓したいから。

ーちなみに資金かき集めてっていうのはもう考えられてたりするんですか?

宍戸:ちょっと今就活に行き詰ってて。●●的にあれですけど。うーん、介護職に行こうかと思ったり、しなくもなくない。

ーなんで介護職なんですか?

宍戸:その、さっき言った農福連携の前段階で、何かこう、学べるものがあるんじゃないかって思うのと。あとは、私の祖父母が、介護必要だった人だったんですけど。それを見てて、まあ時々介護に来る職員さんとかを見てて、人助けできるのはすごいいいことだなと思って。なんか、人の役に立つ人間になりたいみたいな。

ーへえー。人の役に立つ人間になりたいっていうのは、介護をされている人を見てそういう風に思うようになった、前々から思ってたことだったりするんですか?

宍戸:原点、1番最初の原点はその、私1歳半のときに手術してるんですけど。

ーえっ、何の手術ですか?

宍戸:えっと、脳腫瘍だったので。頭の手術してたんですけど。いやめっちゃ手術してるんですよ、●●もだし。で、その時に、まあ何回かその入院してるので。まあ1歳半のときの記憶はほぼないんですけど。7歳ぐらいの時とかになった時に、介護士じゃなくてそのとき看護師の方に、なんかお世話になって、すごく。その時に、こうなんか、人の助けになれる人間に、なりたいなって思ったのが、最初で。そこからまあ、祖母も祖父も入院、ほぼみんな。そういう何か、介護系にお世話になってて。そういったのを見てて、ああいいなって思って。 恩返しして行きたいっていう思いが1番あって

ーそこに原点があって、それでこう、介護職に興味が今あるっていう感じなんですね。

宍戸:そうですね。

ーへえー。いろんな未来が見えそうですね。いろんな可能性が宍戸さんに眠っている感じがして楽しみですね。ありがとうございました。

50:15あたり インタビュー完




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